保育士の転職先として大人気「小規模保育」の求人サイトランキング

保育士の待遇改善や一斉退職が問題になるなど、保育士をめぐる職場環境はここ数年で大きく変わりました。

東京都では保育士の待遇改善のために処遇改善手当てが実施されニュースにもなりましたね。

でも・・・

「私の給料は上がらない」
「相変わらず休みが取れない」
「忙しくてお昼休憩も無い」

などなど、目に見えて改善したという人は少ないのではないでしょうか?

ただ、今までより待遇が良くなったという話も聞くのでこの辺は園や園長先生によるのだと思います。

そして、少しでも待遇が良い保育園で働くためには、やっぱり転職が一番です。

今回はそんな保育士の転職サイトで小規模保育希望者には何がオススメなのか、ランキング形式で発表します。

実際に私が使ったことがあるサイトもあり、現役保育士が詳しく解説していきますよ。

保育士をめぐる職場環境

ランキング発表の前に、保育士をめぐる職場環境について少し説明します。

早く転職サイトランキングを見たい方は飛ばしてくださいね~

保育士の処遇改善手当て

まずは冒頭でも触れた「保育士の処遇改善手当」について

保育士の処遇改善手当てとは、保育士の給料アップのために国や自治体から出される補助金のことで、正式には「保育士処遇改善加算」といいます。

2013年から内閣府主導で、認可保育園を対象に実施されていて、他の職種と比べて給料が低い保育士の給料をアップさせて、保育士不足を解消しようという目的のため始まりました。

実際、保育士の年収推移を見てみると平成25年(2013年)には310万円だった年収が令和元年には364万円まで向上しています。(参考:https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/000672997.pdf#page=38

実際に現場で働く保育士の方は、気にしていない人が多いですが、お金の問題なのでしっかりと確認しておきましょう。
給料明細には、「処遇改善手当」として補助金分が基本給とは別に明記されているハズですよ。

ちなみに、この処遇改善手当ては保育士個人ではなく保育園に振り込まれる仕組みとなっており、分配方法は園によって異なります。

中には、補助金を分配していない保育園があったり、分配はしていても特定の人にばかり集中させていたりすることもあり、しっかりと自分自身で確認することが大切です。

自治体別の保育士待遇

「保育士の処遇改善手当」は確かに一定の効果はありましたが、それでも保育士の給料はやはり安いです。

特に、都心部では生活費も高いので安い給料だと人が集まらず、保育士不足が深刻化しています。

そこで、東京23区などの都心部では自治体独自で保育士の待遇を改善するような政策を行っているんです。

例えば、東京都では令和4年2月から収入を3%程度(月額9,000円)引き上げるための措置として、認証保育所事業や家庭的保育事業、病児保育事業などを対象に「東京都保育従事職員等処遇改善事業」を実施しています。

他にも、大田区では保育士応援手当として、区内の保育施設で働く常勤保育士さんの処遇改善を図る為、月額1万円(年に2回・6万円ずつ)を独自に支給しています。

月額1万円は非常に大きいですね。

同様の制度は世田谷区や江戸川区などでも実施しているほか、「保育士等奨学金返済支援事業補助金」として、区内の私立保育施設に勤務期間中の間は、自分で支払った奨学金の返済費用が年間24万円まで補助を受けることができる制度などが葛飾区などにあります。

他にも様々な制度が全国各地にあり、保育士をめぐる職場環境、特に給与面は徐々にですが改善されてきています。

保育士の働き方の多様化

給与などの待遇面以外でも保育士の働き方はここ数年で変わってきています。

例えば、今回紹介する小規模保育は2015年に施行された「子ども・子育て支援新制度」に基づいて、市町村の認可事業としてスタートしました。

もう少し前の2006年には認定こども園制度ができて、保育園、幼稚園に続く新たな園ができました。

2016年の仕事・子育て両立支援事業では、企業主導型保育事業や企業主導型ベビーシッター利用者支援事業が始まり、企業主導型保育園が一気に増えました。

更に、昨今のニーズに合わせて病児保育や家庭的保育など、かつては保育士の職場=保育園が当たり前だったのに対し、今までは保育士の職場はたくさんの選択肢があります。

小規模保育希望者向け保育士の転職サイトランキング

いよいよランキングの発表です。

まずは結果から・・・

1位 保育士ワーカー(https://tryt-worker.jp/hoikushi/)

2位 レバウェル保育(https://levwell.jp/profession/cw/)

3位 保育士人材バンク(https://hoiku.jinzaibank.com/)

これは小規模保育で働きたい人に特にオススメのランキングになっています。

第1位 保育士ワーカー

保育士ワーカーは2016年にできた保育士転職サイトで比較的新しいです。

ですが、求人数は圧倒的に多く、利用満足度97%で二年連続満足度1位

求人が多いということはそれだけ好待遇の職場や自分の希望にマッチしている職場が見つかる確率が高いので、1番にオススメします。

求人エリアはもちろん全国です。

特に、小規模保育は複数の転職サイトに登録していないケースも多く、保育士ワーカーでしか見つからない求人も

専門のアドバイザーが求人開拓を行っているので、普段は目にかかることが無いような小規模保育の求人も多いのが特徴です。

求人数以外でも専門アドバイザーが電話や面談で相談に乗ってくれたり、園との面接にも同行してくれるサービスもあります。

第2位 レバウェル保育

レバウェル保育も全国の求人が確認できる保育士転職サイトです。

保育士以外にも看護師や介護職、栄養士や薬剤師などの転職も取り扱っており、中には医師の求人も

専任アドバイザーが付いてくれて、電話やLINEで時間を選ばずに相談できるので、働きながら転職先を探すのにはうってつけの転職サイトです。

転職エージェントのサポートに関しては保育士ワーカーよりも手厚いかもしれません。

ただし、保育士ワーカーよりも求人数は少し少ないので、地域によってはあまり見つからないこともあり、小規模保育のようにそもそも求人が少なかったり、個人経営に近いような小規模な園の求人は少ないかもしれません。

第3位 保育士人材バンク

保育士人材バンクも、保育士の転職サイトでは有名です。

しっかりとキャリアパートナーと呼ばれる転職エージェントが付いてくれますし、求人情報も豊富です。

対応エリアも全国ではありますが、関東の1都3県が中心と感じる人も多いようですので、地方で求人を探している場合は、複数のサイトに登録するといいでしょう。

それから、保育士人材バンクの特徴はなんと言っても厚生労働省が定める「医療・介護・保育分野における有料職業紹介事業者」に認定されていることでしょう。

しっかりと法令を守っているかや適切な転職活動ができる体制を整えているかなど、基準に合格しないと選ばれないので、安心感はあるでしょう。

まとめ

小規模保育向けの転職サイトをランキング形式で紹介しました。

実際に私も登録して転職活動をしたことがありますが、希望の求人が出ているかどうかは運次第な部分もあります。

また、担当してくれる転職エージェントによっては相性が合わなかったりすることもあるので、ここで紹介したような大手の転職サイトに複数登録しておいた方が間違いないと思いますよ。

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